奥州の松茸

どうやらここでは、この季節の恒例行事になっているらしい。皆に松茸が分配された。

自分で買ったことがない松茸を見つめる

昨年は高千穂で、原木椎茸三昧の秋を過ごした。そして、今年はついにこれ、奥州の松茸。

松茸をまるまま家で調理なんてしたことがない!

と言うと、皆驚いたような顔で、

関西人は松茸食べないの?

と言われたもんだから、

やんごとない方々は食べてると思います。

と答えておいた。

(え?椎茸感覚で食べてるの?)

岩手あるあるなの?

そんなわけで、皆、調理の仕方やおすすめの料理を親切に教えてくれた。

台所で松茸と対面し、言われたとおりに下処理をしていた折、”調理するときには割いてね!”と念をおされた意味を理解した。

シンプルに火で炙って塩を振り、割けばミシミシ、ムチムチと音をたてた。食べると、上品な香りがいつまでも口のなかに残っている。

昨晩から今朝は15℃程度で肌寒く、松茸のやんごとない香りに秋の訪れを感じている。(松茸を食べてまず思い浮かんだのは、”松茸風味のお吸い物”だった笑)

秋晴れ