鹿児島に来た大きな目的は霧島連山登山。そのためできる限り山に近い場所に宿をとることにしました。結局、また平面で検索したばかりに山違いで登山口まで山を越えて車を走らせることになったのですが。高千穂でのうっかり峠越えデジャブでした。

湯治宿旅の湯

細く狭い山道に入ってから、くねくねと山道を登っていきます。車のナビも赤色の警告道のようになっており、下山後薄暗くなった山道をライト上向きでブンブン走らせました。高千穂生活前であればある程度市街地での滞在にしただろうなと思いながら、離合場所が作られてるん親切やななんて言いながら山道を楽しみました。秋元地区で運転できたらたいがい余裕です(笑)

温泉までの道のり

今回宿泊する霧島温泉旅の湯は現在はログハウスやコテージなどがあり山奥の温泉施設といった感じですが、湯治宿として有名なお宿のようで、ここの泉質に惚れて足繁く通っているお客さんにも出会いました。その方は熊本からやってきて、キャンプサイトにテントを張って泊まっているようでした。滞在中は特に何もせず、好きな時間に温泉を心ゆくまで楽しみ、施設内にある蒸し器などで野菜を調理して楽しんでいると満足そうに話してくれました。なんて贅沢な滞在なんだろう。登山口までの直線距離だけで選んだ私。こんなに山奥だと思わなかったと告げると、逆に驚かれてしまいました。山奥で朝晩はかなり冷え込むので、いつでも温泉に入れるのは天国です。

岩肌にトロッと注がれる源泉掛け流しの温泉は心地よく、山行後の冷め切った体を芯からっ温めてくれました。それにここの温泉が出している飲む温泉水!宿泊客はいつでも無料で飲めるのですが、本当にまろやかで美味しかったです。来るまでにお水を買い込んできたのを後悔しました。(山奥なので自炊する際は買い出しを忘れずに)

山奥なので、手のひら大の蜘蛛を見かけたときはソワソワしましたが、1日ですっかり慣れてしまいました(順応力◎)

山の緑を見ながら入る朝の温泉風呂は、時間を忘れていつまでも入っていられるほど心地よかったです。