盛岡城跡公園(岩手公園)

観光と言えば岩手公園かな。昔は岩手公園って呼んでて、まだこう呼んでる人のほうが多いかな。

先日、おかるに盛岡観光について聞くと”岩手公園”のワードが出てきた。さんさ踊りの際に、チラッと横を通ったことがある程度だが、盛岡にも城があったのかと気になっていた。現在は、盛岡城跡公園と呼ばれているとおり、盛岡城跡の石垣が残されている。

公園内に入って一番印象的だったのは、公園内でランチ休憩をとっている勤め人の多さ。と言っても、大阪城のように人がいるわけでもなく、おしゃれな飲食店が入っているわけでもない。公園内のベンチにはスーツを着た人があちこちに座って休憩を取っていた。

”ソーシャルディスタンス”という言葉なんて使わなくても、ずーっと昔からここはディスタンス効いてるよ。

ここ数年地方に出向くなかで、幾度となくそんな言葉を聞いてきたが、ここもやはり例外ではなさそうだ。公園の至る所にきちんとベンチが置かれ、いつでも小休止できるようになっている。近隣に職場があれば、私もここにランチに来ているかもしれない。

学校を抜け出して本を読みに来ていた賢治さんの碑も置いてある。現在、公園内は整備されて歩きやすいコンクリートの道もあるが、賢治さんの頃は、このゴツゴツした石の上にでも座ったり寝転んだりしていたのだろうか。

現存する石垣は、現在進行形で修復工事が行われている。

ベンチに座って盛岡の街を見ながら、小休憩。買ってきたお団子を頬張った。

啄木さんの碑も。

現在は、近代的な建物が立ち並ぶ盛岡のまち。賢治さんや、啄木さんが見た盛岡の景色はどのようなものだったのだろうか。