暖かかったモントリオールの気候から一転、歩くのも億劫になりそうな寒空のなかレイキャビクに降り立った。海外で肌寒く感じたときは、たいがいすぐに風邪をひく。それでもニューヨークのほうが寒いらしいが(ま、ニューヨークでも風邪ひいたけど)。

市内に出るためのバスチケットを空港のコンビニで買う。(アイスランドのバスチケットは市内のコンビニでも入手できるよ)噂には聞いていたが、物価が、スイスアゲイン。サンドイッチの価格にビビる。店員のお兄さんが、「ねえ!どこから来たの?」と尋ねてきた。日本からだと言うと、「やっべー!すっげー!めっちゃ遠いでしょ?一時期中国からの観光客が多い時期もあったんだけど、物価の高騰でアジアからの観光客はめっきり減ってしまってさ。日本人はほとんど会ったことないんだよ!」とテンション高く観光地を紹介してくれた。

市内までのバス切符
ケフラヴィーク空港および市内の10-11スーパーマーケットで購入する
市内までkr1680
1日券(kr1500)、3日券(kr3100)もある。
ドライバーから直接購入も可能だがおつりは出ない。空港専用バスではないため、路線確認でバタバタしやすいので事前購入がおすすめ。空港から市内まで約1時間。

市バスより少し高いけど、主要ホテルや中心街に滞在するならエアポートバスが便利。(エアポート・エクスプレス、フライ・バスの2社が運行)市内まで約45分。
2017年現在
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そんなアイスランドウェルカムの洗礼を受け、アイスランド滞在の拠点となる市内のアパートへ。似たような外観のアパートが多く、違うお家をノックし続けようやく到着。比較的長めの滞在のため、北部や西部への拠点移動も考えたが、レンタカーなしでの交通の便を考えてレイキャビク拠点の滞在にしたのだった。地方都市への周遊は、現地ツアーを利用することにした。(アイスランド行かれる方へ。バス移動も不可能ではないですが、時間と費用を考慮し、運転できたら100%レンタカーでの移動をおすすめします

街のシンボルハットルグリムス教会からレイキャビク市街を望む

アイスランド国民30万人のうち、20万人程度がここレイキャビクに住んでいるようだが(便利だから)、それでもやはりこじんまりとした街である。今回、滞在先のオーナーさんの働きかけで、レイキャビク在住日本人の方々とお会いする機会をいただいた。全体的な人口が少ない割に、日本人割合は意外と多いのよと教えてくれた。


アパートの蛇口をひねると硫黄の匂いがぷんとして毎日温泉気分だった。火の国アイスランドでは、地熱3割、水力7割の自然電力を利用しており、この水道水は本物の温泉水なのだ。これに関しては、NetflixのZac Efronの番組がわかりやすくておすすめ。(これほんと面白くて好き)

寒さにやられてダウン、散々な記憶がまあまあなウェイトを占めてるアイスランドだけど、やっぱりこの美しいアイスランドは魅力的。アイスランドってほんと独特な色味を放つよね。火山と氷河、地球の割れ目。規模がすごい。

オーナーさん手作りのディナーと毎日食べていたSkyr。アイスランドの国民食で、高タンパク、脂肪分ゼロの乳製品。Skyrと言えば、ヨーグルトより格段に美味いやんと持ち帰っていたところを税関で全没収された悲しい思い出が(Skyr愛が全面に出てたのか、税関でごめんねと言われる)。普段ならこんなヘマしないのに、あの体調でパッキングはダメ(アイスランド菌事件)。Skyrは最近日本でも発売されたみたい。乳製品NGでなければスーパーで探してみて。


超リアルなパフィンちゃんたち

アイスランドのガイドブックは徐々に増えてきているけれど、それでも他のヨーロッパ諸国に比べたら情報が少ない。地球の歩き方信者としてはもっと分厚い情報が欲しかったのだけれど、発売されていないようなので地球の歩き方プラットを携えて行った。多分これが一番ベーシック。