Štrbské PlesoからVodopád Skok
ハイタトラス日帰りハイキング
午後になると毎日雷鳴が轟いているハイタトラス。この日は一日天気がよかった珍しい日。

ギザギザの山々にエメラルドグリーンの湖。ハイタトラスの美しさったら!せっかくスロバキアに来たんだから、ブラチスラバだけで終わるのはちょっともったいない。今回は山登り初心者さんにもおすすめのコースをご紹介。Štrbské PlesoからVodopád Skokまで滝を見に行く日帰りハイキング。

泊まっていたホステルは山好きソロ登山ピープルが集っていて、数年かけてハイタトラス全コース制覇!(この自然に魅せられてここに居着いてしまった民も)みたいな猛者たちから、本格登山は今回が初めてという女性まで、皆がこぞっておすすめに挙げていたのがこのコース。道中や目的地の滝の景色が美しいだけでなく、短時間でサクッと気軽に登れるのが満足度の高い理由らしい。



移動
先にも紹介した登山鉄道でŠtrbské Pleso下車、ここがスタート地点。チケットは駅構内窓口およびオンライン購入可能。窓口で買う場合、窓口対応時間をあらかじめチェックしておいたほうがよい。夕方には閉まってしまう。
ちなみに、私はあらかじめ、Tatransky Lieskovecにあるこちらのカフェで距離チケットを往復分購入した。ここに限らず無人駅周辺にある小屋やカフェはチェックしてみるとよい。


服装と持ち物
日本国内の夏山低山ハイキングを想定した服装がよい。特に天候が変わりやすいのでレインジャケットは忘れず持参したい。このルートは山登りというよりハイキングで、普段着、普段靴のまま歩いている方も多かったが、途中ガレザレ場や鎖もあり危うく滑りそうになったり進むのを躊躇している方も見かけたので、軽ハイキング装備推奨。日差しが強いので、帽子と日焼け止めを忘れずに。念のため持参した虫除けスプレーは使う機会がなかった。

ちなみに、ハイタトラスの水問題。ホステルでは、”スロバキア一綺麗だと言われるハイタトラスの水は国内最高水準なので、水道水はもちろん飲用可能”と聞いた。また、ハイキング途中の川では”ここの水は上質で最高にうまいから、ここに来るたびに汲んでいる”と言っている地元の方にも遭遇した。水道水、自然水に対する安全の定義、リスク許容度は個人によって異なるので情報まで。ハイキングのスタート地点になるŠtrbské Plesoの駅周辺にはスーパーがあり、ここでトレイルミックスを購入した。自炊される方はここに野菜も売っている。



登山ルート
一般的な話になるが、いたるところに案内標識があり、道も綺麗に整備されている。案内板には色別にルート分けされていて、ハイキング前に何色の道を進んでいるのかを把握しておくとよい。夏場であれば観光客も多く、このルートに関しては道迷いはまずなさそうだ。あるとすれば、スロバキア語で書かれているため読み違えや見落としだろう。覚えておくとよいスロバキア語は前の記事で紹介しているので参考にどうぞ。滞在中結構役に立ったので。


ここのルートはグーグルさんが少し頼りになった。(途中から道がよめないので注意)

日記

カラッとした天気が心地よい日、ハイタトラスの山に入っていく。久々に自然のなかに解き放たれた感覚があった。到着日は雷鳴がとどろき、どうなることかと思っていたがハイキング初日のこの日は快晴に恵まれた。宿泊客はソロ登山に来ている者ばかりで、会話のネタはほぼ100%登山情報であった。リピート客も多く、なかにはここの自然に魅了されて住み着いてしまった者までいて、なにかと自由で愉快な場所だった。ホステルからも壮大な陰影を保った山脈を綺麗に見渡すことができた。

スタート地点のŠtrbské Pleso周辺はいかにも山岳リゾート地といった雰囲気で、家族連れの観光客も多く、木彫りの像がいたるところに置かれている。「八幡平も昔は有名なスキーリゾートだったんだけどね」と遠い目をしながら説明してくれる姐さまと一緒に、”遺跡”のようになってしまったホテル群を眺めたのを思い出した。初めて過ごした岩手の夏を思い出して、また姐さまファミリーに会いたくなった。来月は、さんさ祭りか。ここは、ホテル群に加え個人のコテージなども立ち並び、まだ生き生きとしているのだけれど。西日本よりもカラッとした、そして見る植物の感じもいつもより”もっと北のほう”を感じさせたのだろう。


とても穏やかな山行で、景色を愛でながら歩いていく。このルートは目立った難所やピークもなく、子どもたちの姿も多くみかけた。カラッとした日差しが痛い。

夏の日差しで山の陰影が際立ち、緑の自然の合間に静かに流れる透明な川、そこで水遊びをする人たち。
この光景はまさにパラダイスだった。

道の途中、地元ガールズと友達になった。彼女たちは、山のふもとの村出身だが、ここに来るのは初めてだという。

生まれたときからここに住んでいるし、どこからでも毎日この山が見えるから、私たちにとっては当たりまえの日常風景なんだけれど、あらためてこの美しい景色を見ると、いいところに住んでいると感じるわ。もちろん、たまに退屈になることもあるけれどね。将来、もっといろんな景色を見てみたいわ。
スロバキアの文化や言語などを教えてもらいながら道を進んでいく。絶景を背景に彼女たちと話す時間は楽しくて、ハイタトラスに来てよかったな〜と思わずにはいられない。同時に、この地域をおすすめしてくれたオリバーたちにも感謝の気持ちが込み上げてくる。少し前までスロバキアに来るなんて予測もしていなかったし、ましてや、ハイタトラスに訪れることになるなんて、いやはやおもしろい。



ちなみに、Štrbské Plesoの湖周辺も散策してみたが、思いのほか単調で距離があったので途中で引き返した。Štrbské Plesoは、スロバキアで2番目に大きい氷河湖である。


いよいよ明日はRysy山に挑戦だ。頼もしい助っ人が来ることになっている。楽しみだ。