フェスティバル最終日
フルナス湖
昨日は、初めての幻想的なカトリック行事に参加し、アンナさんのクラシックなお宅に泊めていただきました。夢見心地のまま目が覚めました。

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この日は出店も多く、子どもたちも多い印象でした。皆アイスやお菓子を買ってもらい友人たちと遊んでいます。
そして、フルナス湖のすぐそばには、フルナスの地獄谷と呼ばれる場所があります。グツグツと煮えたぎる温泉、硫黄臭が辺りに広がっています。湧き出している箇所にかなり接近することができました。

郷土料理コジード•ダス•フルナス
なんと、ここでは、温泉の地熱を利用したフルナスの名物蒸し料理、コジード•ダス•フルナスをいただくことができます。温泉の熱で6〜8時間程度蒸されます。前もって入れておいたものができあがったようなので、皆で取り出しの現場へ。

掘られた釜蓋を開けると、お鍋が現れました。蒸気がすごいです。

コジドーはお野菜やお肉そのものの素材の味が温泉味にぎゅっと濃縮され、とても美味しかったです。日本でも、温泉地で蒸し料理がありますが、こちらもかなり絶品でしたよ。バンドメンバーとコジドーを味わったあと、英語で話しかけてきてくれたおじちゃんに付いてこちらのご家族のもとへ。
アソーレスの方は、アメリカやカナダに移住されている方が多いのですが、このご家族もフェスティバルのシーズンに合わせてカナダから里帰りしているとのことでした。ポルトガル語のみの環境のなかで、自分の思いが通じているのか少し不安な気分もあったのですが、英語でいろんな話を聞かせてもらい心が安らぎました。ご家族からポルトガル語でバンドメンバーにも感謝の気持ちを伝えてもらいました。

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仲良くなってフルナスの森を一緒に駆け回った

駆け回りすぎて、またサンダル破損(爆)
新品のお気にサンダルをラゴスで破損し、リスボンで新調したばかりだったサンダル。この夏、サンダル破損率がすごい(笑)

もう一つの地獄谷
カルデイラス•ヴルカニカス(火山のカルデラ)
フルナスの村にはもう一つ火山地帯を体感できる場所があります。こちらはお宅の近くだったので、到着初日、少し歩いてこの場所を案内してもらいました。もくもくと蒸気が上がり、硫黄臭が漂っていました。

24時間休むことなく煮えたぎっている温泉地帯。行った時間が遅かったからか、他の人の姿はありませんでした。

これだけ間近に見れるのはいいですね。

帰りは、バンドメンバーと一緒にポンタ•デルガーダまで戻りました。

フルナスは緑が大変美しく、ところどころに硫黄の匂いが漂う独特の景観を持っていました。同じサンミゲル島でも、随分雰囲気が違うもんだなと感じました。
昨今、アソーレスの観光業が盛り上がってきているようですが、こうした景観をどう保全していくかが課題になってくるというような話も聞きました。美しい自然は残していきたいですね。