グリーン、コバルトブルーと紫陽花
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
絶景の広がる海岸沿いを走るあいだ、いくつかの美しい村を通ってきた。パッチワーク状の緑には牛さんがうろついていて、黒色断崖の外にはコバルトブルーの大西洋が広がっている。点在するお家はオレンジ色。


首都のポンタ•デルガーダも、ポルトガル本土から見れば”大都会”とは言い難いが、それでも、首都を出た場所に比べるとあそこは大都会なのだという気持ちになった。そして、この島の魅力は首都の外に広がっていると言っても過言ではない。首都は経済の中心として便宜上置かれているに過ぎない気もする。

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
その昔、日本から持ち込まれたというあじさいも、この島の風景を構成する要素のひとつになっている。日本でもあじさいの時期になるといろんな場所でポツポツと鮮やかに咲き誇っているが、アゾレスではこのあじさいが点でなく垣根となって広がっている。


Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

モステイロス
この島出身の友人にサン•ミゲル島で一番おすすめの美しい場所はどこか尋ねたことがあった。そのときに聞いたのがこのモステイロスだ。

あれほど快晴だったにも関わらず、モステイロスに近づくにつれ急激に天気が悪化してきた。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
モステイロスの村に到着した頃ちょうどスコールに見舞われた。びしょ濡れになりながら、たまたま目についた庶民的なお店に入った。

ポルトガルの飲食店は、たいていどの店での定番メニューを出しているのでわかりやすい。そう思うと、日本の創作料理屋さんのメニューってすごい凝ってるよね。
アレックスとサネラと、いろんな文化の違いについて話しながら、雨宿りをした。そうこしているうちに雨も止み、ドライブを再開した。そう、今日の大きな目玉がまだ残っているのだ。

ここサン•ミゲル島では天候はころころ変わり、スコールも珍しくはないようだ。昼食時のスコールが嘘かのようにまた空は晴れている。


こうした開けたビーチでも、ここモステイロスでは人が多過ぎず過ごしやすいが、魅力的なアゾレスのビーチといえば断然こちらのほうだろう。
隠れた楽園のようなビーチ。岩が入り組んでいるので足場はやや悪いが、なんとも魅惑的な景色である。アゾレスの天然プールと言っても、どこでも泳げるわけではなく、遊泳可能なポイントがマップやその場所にきちんと明示されており、きちんと最小限の整備がなされている。やりすぎない感じがちょうどよい。

海ほんと気持ちよさそうだよね〜と言いながらまた目的地に向かって走り出した。
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA