サンミゲル島の北側
ポンタ•デルガーダの北側には印象的な黒い岩が連なり独特の景観をなしている。

この象の鼻沿いには通路があり、ここをずっと歩いて下っていく。

すると、岩壁に囲まれた場所が現れる。

遠目では岩壁のあるただの海岸沿いに見えていたが、近づいていくと、見事な天然プールだ。

アレックス、シュノーシェンできるわね!

簡易の着替える小屋やシャワールームもあり、アレックスはシュノーシェンの準備をしに行った。

シュノーシェン

昨日皆でプランを練っているとき、サネラがこう言った。
アレックスがシュノーシェンしたいから、天然プールで時間とっていい?北側にいいとこあるみたいなの。私はこのとおりだから見学だけどね。
シュノーシェンてなんぞや?
ああ、英語だとなんだっけ、シュノーケル?ほらドイツ語だとシュノーシェンなの。

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アレックス遊泳中は撮影会
水温に慣れてくると、アレックスは少し沖のほうへと泳いでいった。

私も岩場探索をしにいった。

アゾレスの天然プールは、天然の岩場を遊泳のために少し加工してあるのだが、その加工がとても自然でわざとらしくなく心地がよい。色とりどりのテープが貼られていたり、人工的な柵で囲われていたりしたら興醒めだっただろう。


海で泳ぐアレックスや地元の人が海沿いでリラックスして過ごす姿を間近に見て、私はアゾレスの海に魅了されはじめていた。アゾレスに来てからまだ一度も海には入っていなかったが、このポルトガル旅で海を身近に感じるようになった。
日本も島国で確かに海は身近にあるはずだが、日本のそれとはまた違う色味と空気が心を穏やかにさせた。