以前、ドイツの友人から、こんな岩登ってきたよ〜と本格装備で楽しむロッククライミングの写真が送られてきました。自然大好きな国民性もあってか、ドイツの友人たちとはスポーツやハイキングの話で盛り上がることが多いです。ハイキングなら迂回するはずの経路を、”岩を登る”という手段を手に入れるとまた新しい世界が見えてくるのだなと、少し羨ましく感じました。その後、ボルダリングジムに通う友人の誘いがあったものの、ハードルが高く、結局一度も経験しないまま現在に至ります。

幸運にも、今回のナンブトリップで、以前から興味のあったボルダリングに挑戦することができました。(いきなりなんか本気っぽいやつ!笑)

で、レベルアップ(はや)

ファーストトライ。そり部分に腕の筋肉もう限界。この壁見た目より反ってるから!笑

なっちゃんの12m到達に感激しつつ、「私、ごっつい登山靴やったから登れへんかったんやわ〜。普通のスニーカー持ってないし、ちょっともう無理かな〜。腕もやばいし〜。」と余裕こいてつぶやいていると、

「休めた?じゃあそろそろいこか?」
(え?二回目やるの?)

「じゃ、私のスニーカー貸したげる」
(なっちゃん!!!)

で、まさかのセカンドトライ。ボルダリングってすごい知能戦だと思うんです。どこに足や手を持っていくかで進むルートが変わり、異なるストーリーが生まれる。そのストーリーを紡いでいくためのモーターが筋力だなと。

やっと登れた〜けど腕が、腕がもう限界を迎えている!

登っているあいだ、ずっと地上から温かい声援が聞こえてきました。途中何度も諦めようと思いましたが、声援となっちゃんスニーカーのおかげで、どうにか12mを登りきることができました。学生時代はテニス部で、声援の響く試合を幾度となく経験してきましたが、今回改めて応援の威力を実感しました。体力を極限まで追い込むのも久しぶりでした。

しんどかったけど登りきって気分爽快。温かいご指導ありがとうございました!

初心者でこのウォールを突破するのは5%だそうです。

「人間、限界を感じて諦めたらそこでおわり。何も進まない。大変な挑戦だったと思うけど、自身の限界を突破したという経験がさらに高みに連れていってくれるんだよ。だから、どうしても君らにそれを経験してほしかったんだ。5%のなかに入った君らには素質があると思うよ!」

大田選手が履いてた靴買ったほうがいいですか?