そこに風がある限り、ヨットの帆をはためかせ、どこまでも続く大海原。

大航海時代の偉人たちを思い浮かべながら、
「今日はヨットの上で風感じてリラックスしたいです」とゆるい目標をオーナーに告げていざ出発。今日は波の状態がよくて最高のヨット日和なんだって。サイコーだね!

帆の数字は製造時に刻まれた世界にひとつだけの番号。ただのおしゃれなデザインちゃいました。

ヨットクラブの向かいにある無人島が今回の目的地。クラブのインストラクター(師匠)にレクチャーを受けながら無人島を目指します。風が心地よくただただチルってる私の隣では、師匠が風向きを素早く読んで、帆を細やかに調節していました。ここのヨットに魅了されて10年ほどしてるけど、まだまだだよ〜という師匠。風を読むって言葉では簡単だけど、すごいテクニックだよなと驚きの連続でした。もし一人で瞬時に判断しなくてはならないとなるとパニックで景色楽しめなくなるか、諦めて漂流かな、なんて。風向きはテルテールという風になびく紐で判断することだけはきちんと学びました(そういや阿蘇山のときも、風向きを知らせる旗がくくりつけてあったな、シンプルにアナログって強いよね)

風を詠む(この漢字のがいいな)師匠と席移動

風力のみで進むヨットなので、無風になればもちろん止まってしまいます。そして、転覆時の復帰方法の実践。
風が安定するときは師匠とおしゃべりタイム。

「好奇心の向くままに人生をもっと楽しむ若い人が増えたらいいな。僕はヨットに出会えて本当にラッキーだった。」

足をひもに引っ掛けて、状態そらし。体幹トレーニングになるよ(プルプル)
無人島に無事到着

無人島には神聖な雰囲気があるものの、無視できないほど大量の漂着ゴミがあちこちにありました。来訪者の捨てていくゴミではなく、こういう海外等から流れ着くゴミも大きな問題。プラごみや産業廃棄物のようなゴミも見受けられました。ヨットクラブでも定期的にビーチクリーンをされているようですが、それをはるかにしのぐペースで堆積していくようです。次来る時は私もビーチクリーンしよう。この美しい生態系と景観を守っていかなきゃ。

師匠と島の神社にお参り。足場が悪いので中に進むのは断念。
見た目以上に重い

シンプルな仕掛けなのに奥深いヨットの世界。ほんの少しだけど、その広い世界を垣間見ることができました。皆さん、ジェット付きのヨットで旅をすることもあるそうです。そういえば、環境活動家のグレタさんも環境負荷の少ないヨットで移動していましたね。クリーンなヨットの選択は未来の選択かもしれません。テクニック身につけなきゃ。。