白山神社

中尊寺の北方を護る場所

金色堂を過ぎ、さらに奥へと進んでいくと、神社を見つけました。

中尊寺が建立されてから、寺の北方を鎮守する神として信仰されてきた神社のようです。祭神は、イザナギノミコトとイザナミノミコトです(すごい)。神仏分離令によって、形式上は中尊寺とは分離されています。

この鳥居をくぐると、また雰囲気がガラリと変わる感じがしました。

白山神社はもともと、北陸の霊峰白山で修行をした修験者達によって全国に広められた白山信仰に関係しているそうです。

また、ここ中尊寺の白山神社では厄払いの「茅の輪」が常におかれているのが特徴のようで、この輪をくぐって参拝するようになっています。

能舞台

金色堂に続き、また「おや?」と立ち止まりました。

お寺の神社に能舞台?(神楽殿!?)

そう、白山神社隣には能舞台があります。能舞台と鳥居は、1853年に旧伊達藩主伊達慶邦朝臣によって再建奉納されたものだそうです。(ああ、南部藩エリアからの伊達藩エリア感!)この能舞台は、平成15年に国の重要文化財に指定されています。

舞台はL字型に作られています。立派な屋根は茅葺です。

経年の美しさが清々しい佇まいでした。