恒例 ”買い出しに行きたいだけなのに”

徒歩難民再び

はい、もはや恒例となりました。移住先での買い出し四方山話。今回は移住先である、「母恋」からスタートします。ちなみに、母恋というのは、もともとアイヌ語で「ほっき貝の採れるところ」という意味があるそうで、無人駅の母恋駅で販売されている「母恋飯」というのが有名です。

ザ、北海道なラベンダーを発見。ラベンダーに限らず、道端に咲いている野生の花も美しくクオリティーが高いです。

現在の室蘭は、主に東室蘭が経済の中心地になっており、住民の多くもそこに住んでいる方が多いようです。職場のある東室蘭に行けばイオンや地元スーパーもあるのですが、今回は探検がてらに自宅から一番近いと検索されたスーパーに行ってみることにしました。

この検索されたスーパーは、東室蘭とは逆方向にある室蘭にあります。もともと経済の中心地は室蘭にあったそうで、かつての名残で役所関係のものはほとんど室蘭にあります。

母恋駅から電車に乗れれば一番都合がいいのですが、なんせ本数が限られるため、利用しづらいのが現状です。

最寄りのスーパーまで歩いて片道35分。岩手では徒歩40分だったので、まあ納得の時間です。

おや?

急勾配の坂道をのぼり、丘を越えるとまた坂道。足場の悪いアスレチック道です。

あれ?ハイキング?

(嬉しさと戸惑いの複雑な感情)

岩手では、ある平日の仕事終わりに買い出しに向かったところ、途中で疲れ果て、たどり着くことなくしぶしぶ自宅に戻ったことがあります。職場から自宅に帰るまで1時間近くかかっていました。お腹がぺこぺこになりながら食料を求めていったのに収穫ゼロの敗北感。それでもあの敗北の道は、車のよく通る大通りでした。アスレチック道ではありません。

次回、仕事終わりに行く予定でしたが、街灯のないアスレチック道の丘越えは実質不可能に思えてきました。

室蘭の街が見えてくる頃に、道路脇にベンチを発見しました。それにしても人を見かけません。

目指すスーパーがようやく見えたときは、感動しました。室蘭の海も見えます。

そうです。岩手でもお世話になったARCSです。馴染みのスーパーの名前を見ると少しホッとします。

こういうサービスもあるみたい。配送の対象地区なのかしら。

ちなみに、スーパーで売っていた”ふき”よりも、丘越えで道端に驚くほど生えていた”野生ふき”のほうが生命力があふれていました。同僚に話すと、”ふき”なんてどこでもたくさん生えているよ!とのことでした。

予想外の坂道丘越えで想像以上に体力を消耗し、今後の買い出しは東室蘭ですることに決めました。ただ、買い出し後の電車の時間に注意。

母恋のスーパー事情

以前、母恋に1件あったらしいスーパーは閉店し、現在はその土地にツルハドラッグが建っています。その向かいあたりにはセブンイレブンもあります。駅前で利便性が良く、スーパーのない土地柄、どちらにもスーパーのような食料品、日用品が販売されていました。生鮮食品に関しては種類は少なく値段もやや高めでしたが、買い出しが難しい場合も多いため、ありがたい存在です。