神戸観光

どこ行く?

ロロが神戸に遊びにくる。どこへ行こう。幸運にも、現在神戸ピープルばかりの職場にいる。皆におすすめの場所をリサーチすることにした。定番から穴場まで。

そう言えば年末の正念寺では、順正さんから美味しいお酒を注いでもらい、美味しい食事を皆で食べた。そして私はこのときに、山口で見つけた酒粕を持参したのだけれど、ロロはあの時初めて口にした酒粕にすっかり魅了されてしまったらしい。酒粕好き仲間誕生。嬉しい。

そしてリサーチの結果、灘の酒蔵見学へ行くことにした。2人で酒蔵を堪能しようじゃないか。

ビビッドな色味の梅が一番好き!とロロ

阪神電車の魚崎駅で下車し、酒蔵へ向かう。

浜福鶴

200年以上前に小山屋又兵衛が灘で杜氏を学び、埼玉→灘と拠点を移して伝統の酒造りが続けられている酒蔵。蔵は阪神淡路大震災で全壊したそうだが、支えてくれた人々への感謝の気持ちを込めた復興の代名酒「空蔵」には、「空(ゼロ)からの再出発」という意味が込められている。

2階では日本酒の製造工程がわかりやすく展示、ビデオ説明されていた。ここでは、ガラス越しに酒蔵見学ができる。それに加えて、酒の発酵の音や香りも体感できる。この香りというのが、なんともいい香り。

ちなみに、個人で見学する際は9名までなら予約は不要。予約時のみ、名物案内人の宮脇米治氏による杜氏話が聞ける。この米治さんの名前を付けた「米治」というお酒も販売されていて、美味しい。

私たちは予約なしで行ったのだけれど、ちょうど団体客とタイミングがかぶって米治さんの説明を聞くことができた。

米治さんによる酒造り歌

現在はオートメーション化されている酒造りも、昔は杜氏がこの酒造り歌を歌いながら酒を造っていたそうだ。この歌には複数人がタイミングを合わせたり、作業時間を測ったりする意味あいがある。昔の知恵が効いている。

説明のあとは、1階で5種の利酒(無料)ができる。開放的で雰囲気のよい試飲コーナー。その他の銘柄も飲みたければ有料の試飲コーナーもある。

実のところ、お酒の違いってあんまわからないんだよね〜

ロロ

実は私も(笑)

と言いながら、次々ごきげんに試飲していく私たち。

!!!!!

2人

私らでも違いわかるやん!

と言ってしまったくらい、特徴的なお酒がラインナップされている。しかもどれも本当に美味しい。これ、チーズに合うねとか、夜まったり飲みたい感じ、とか言いながら試飲を終える。ロロは、日本酒とゆずで仕込んだ本格ゆず酒「柚子日和」が一番お気に入りだったよう。二番目は、ワイン酵母を使った日本酒。


試飲コーナー以外にも各種麹製品が販売されていて、2人とも興味津々。いくつか気になるものをゲット。


ちなみに、訪れた酒蔵のなかで超有名な「菊正宗酒造記念館」には各国語の案内パンフレットが置いてあり、ロロがとても感動していた。

ロロ

そう言えば、日本でフラ語のパンフ初めて出会ったわ、感動。

餅好きのたちの行くところ

以前シャッチョから教えてもらい、灘に来たら行ってみたいと思っていた場所、ナダシンにやってきた。おはぎが有名だそう。夕方で商品も少なくなっていたけれど、次々とお客さんがやって来る。

名物のおはぎを買って、2人で近くの公園に行って頬張った。ロロと私は酒粕好き仲間であり、和菓子好き仲間でもある。今回のおはぎもまたお気に入りに追加されたらしい。

定番の元町、三宮周辺散策もいいけれど、灘でゆったりお酒と和菓子探訪も良きコース。