念願のマクベス

待望の映画化

まさか、日本、それも神戸で観れるなんて。

観ない理由がない。友人を誘って、シネ・リーブル神戸へ。特別興行のため短期間、特別料金でのシネマ上映だそう。

シネ・リーブル神戸
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マクベス、シェイクスピア、テナント

テナントのマクベスは最高だった

昨年ロンドンでそう耳にして、すぐさまチケットをチェックした。しかし、どこもすでにソールドアウト。舞台公演が盛んなロンドンでは、当日でも予約できる公演がある一方で、これが大人気の舞台なのだと知った。結局、舞台鑑賞叶わず、ロンドンでの”やり残しリスト”に入っていた。

ドクターフーで有名なテナントは、10代の私のヒーローであり、憧れだった。その彼が、シェイクスピアのマクベスを演じるだって!?テレビや映画のイメージしかなかったのだが、イギリスの友人からは、「彼は精力的に舞台に立っていていい役者だよ」と聞いた。ドクター以後、すっかりファンになった私は、過去に彼の映画作品を何本か漁ってみたことがあるのだけれど、ドクターを上回るものに巡りあえなかった。

そして昨夏、田舎のガーデンで初めて観たシェイクスピア劇。時を超えてなお多くのイギリス人に称賛されるシェイクスピア劇に魅了された。とても古風な言い回しなのに、今も現代人に共感されている。

ホットなキーワードが重なり、帰国後もイギリスクラシック文学に夢中ななか偶然見つけた上映情報。ちなみに、こちらのマクベス鑑賞前に、彼の出演作”ドクターフー”と狂気の”DES”を一気見した。昔と少し雰囲気が変わった気もするが、改めてとても味のある役者だと思う。

舞台&映画 マクベス

クラシックミュージカル映画を偏愛する私でも、やはり生の舞台で抱くあの感動には到底敵わないなと思う。(ただし、ジュディーの映画作品との比較は、、ちょっと考える時間がほしい)

けれど、このマクベスは想像以上の満足感だった。シェイクスピアには全く詳しくないし、古典の舞台は難しいイメージがあったけれど、事前のサラッとあらすじ予習だけでも十分に理解できた(というか、予習なしでも大丈夫)。友人も、「ロンドンでチケット売り切れてたん納得!」と言っていたので、ぜひまだ観たことのない人にもおすすめしたい。

そして、私が一番感動したのは、舞台での効果音と音楽だった。もちろん、初めて見るロンドンの舞台役者たちの鬼気迫る表情や仕草、無駄を削ぎ落としたモノトーンの舞台に生える赤など、釘付けになる場面はいたるところにあったが、この音なしでこの劇は成り立たない。

ちなみに、とても滑稽で奇妙な幕間で、私はてっきり映画公開にあたっての特別編か何かだと思っていたのだけれど、舞台を観たジェイミーに聞くと、どうやら舞台そのままらしい。少し現代風にアレンジされているものの、オリジナルにも描かれているものなのだとか。

舞台「マクベス」は、スコットランド王マクベスをモデルにしていて、シェイクスピアの4大悲劇のひとつと言われている。今回の作品は公開日程が限られているので、まだ観ていない方は要チェック!

それにしても最近、地位や名誉のために赤い血が流れる作品を、よく観ている、、、。ミュージカル人間にとっては、これはちょっとショッキングで、回復のためにミュージカルのショートクリップで応急処置をすることにしている、のはまたいづれ別の話で。