バルコニーで機内おやつのナッツを頬張り、深夜のガーデンを眺めている。喧騒とは無縁の静かな時間。ほんのりと夜風が心地よい。おっと、ナッツでブラケットが外れたようだ。

バルコニーからの眺め

彼女と行く旅は、こういう時間が気に入っている。何もせずに、ただきれいな景色を見ながら「きれいだね〜」と言う時間。こういう”何もない”時間に、お互いふと口にする話題が何気におもしろかったりする。

夜のプール
逆サイドはこんな感じで毎日お祭り

カジノ依存の話をしながら2人でウロウロきょろきょろ。そう、ここにはカジノがある。まるで、年齢制限のアトラクションに果敢にチャレンジする遊園地の子どものような気持ちだった。実際に入るのは初めてなのだ。

完全ドリンクバー状態の私の隣で、慎重派の友人が一発儲けた。時計なんて存在しないかのような深夜のカジノでは、大勢の大人たちがゲームをし続けていた。