スリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院

祈りの場

歩いていると、ふとした瞬間に一際目をひく建物に出会います。こちらは、1855年に建立されたヒンドゥー教の寺院だそうです。

必ずガイドブックに掲載されていて、観光客がたくさん訪れている有名な寺院もありますが、こちらは観光地といった雰囲気はなく、現地の人の信仰の場という感じでした。

観光客は誰ひとりおらず、入ろうか一瞬戸惑いましたが、入り口にいた地元の方が入ってもいいよというような仕草をされたので入ってみることにしました。靴は、この入り口前で脱いで入ります。入り口前に綺麗に並べられた靴に、人々の信仰のあり方が垣間見えたような気がしました。

入り口をくぐると、スッと空気感が変わったようで、静かなお祈りの音が聞こえてきます。

お参り、お祈りに来ている人、木陰で休んでいる人、それぞれの寺院の過ごし方。

観光客がいるからといって、特に見られるわけでも、何か注意されるわけでもないのですが、それでも、この信仰の場に長居して”観光する”のは何だか違う気がして、初めてヒンドゥー信仰の場所を体感して、その場をあとにしました。

独特な色使いと、デザインにすっかり魅了されてしまいました。

ヒンドゥーのお寺は、だいたい午前中で一旦クローズし、昼間は閉まっていて、夕方から再開しているというのをよく目にしました。こちらの寺院もオープン時間が決まっていました。中に入ってみたい方は、あらかじめ時間をチェックしておいたほうが良いと思います。

街ブラ飽きないリトル・インディア。今日も新しい景色求めてそぞろ歩き。