バタフライピーってご存知でしょうか。

バタフライピーとは

バタフライピーとは、熱帯地域に自生しているマメ科の植物で、大きく開いた花びらが蝶のように見えることから名づけられたようです。

タイには、バタフライピーが多く自生しているようで、私も旅先のタイで初めてバタフライピーを知りました。日本では、ハーブティーとして見かけることはありますが、現地ではバタフライピーを利用した飲料や石鹸・シャンプーなど、幅広く使用されていました。初めて見る製品ばかりで、その色味に大変驚いた記憶があります。気になってたくさん買って帰ってきました。特に、ヘアケア製品は使い心地がよく、今度行く際にはいろんなメーカーをチェックしたいと思っています。

ハーブティーのなかには個性的過ぎて苦手なものもありますが、バタフライピーはすっきりして飲みやすく、好きなハーブティーのひとつです。ハーブティーが苦手な方にもおすすめのお茶だと思います。

寒色系、ことに青色というのは人工的な色味から食欲が減退する色と言われますが、このバタフライピーの青色は植物そのものの色味になるため、安心できる着色材料として食用に利用されているようです。

バタフライピーの青色

青色から推測できるように、バタフライピーにはポリフェノールのアントシアニンが豊富に含まれているため、その抗酸化作用が期待できます。

生きていると活性酸素は必然的に発生するものなのですが、これが細胞へのダメージを与えることで、シミやシワなどの目に見える老化現象から、将来的な病気の発生などにも関わることが分かっています。そのため、この活性酸素の産生そのものを抑制したり、できてしまってもそれを食い止めるような働きをする機構や物質があります。このアントシアニンもその抗酸化物質と呼ばれるものの一つです。ドラッグストアでは、目のサプリ(眼精疲労)のコーナーで置いていることが多いと思います。

バタフライピーに、レモンやフルーツ、炭酸を入れてアレンジして飲むことも多いのですが、今回はレモン汁を。レモンを入れると色が変わります。映像は少し分かりにくいのですが、アントシアニン色素がレモンのクエン酸と反応し青紫から暖みのある紫へとシフトします。

田中さんにレモン汁を入れていただきます。マジックスタート!

バタフライピーは薬ではないので、ティーカップ程度を一度や二度飲んだからと言ってその効能を享受できるものではありません。しかし、アントシアニンには血小板凝固抑制作用があるため、血をさらさらにするお薬を服用中、治療中の方、また月経中の方は、主治医に相談してから服用するほうが安心かと思います。

妊娠、授乳中の方;アントシアニンは大量摂取することで妊娠中や授乳中への影響も報告されています。ポリフェノール自体の妊娠、授乳期の安全性情報が十分ではないため、摂取を避けたほうが無難かと思います。

バタフライピーにトライ

バンコクで

私が現地で気に入ったオーガニックショップ、Lemon Farmです。バタフライピーの各種製品をはじめ、タイっぽいコスメや食べ物が充実しており、店内も大変きれいでした。お値段も手頃でおすすめ。タイは自宅でできるセルフケアのエステ製品も充実しており見ているだけで楽しいです。バンコク内に何店舗かあるようです。

店舗情報

ちなみに、私が気に入っているバタフライピーのヘアケア製品は、bynatureというブランドのシャンプー&コンディショナーです。パラベン・合成染料の不使用等を企業理念に掲げ、ハーブや植物由来の良質なボディケア製品を作っていることで有名な企業のようです。バタフライピー以外にも各種ハーブの製品がありいくつか試しに買ったのですがどれも香り、使用感がよく気に入りました。

バンコクの街なか

神戸で

今回のバタフライピーはこちらで頂きました。神戸元町にあるティー&ジンのお店DISCIPLE DU BONHEUR。柔らかな雰囲気のティーコンシェルジュ田中さんに、ぜひおすすめを伺ってみてください。その日のイチオシをおすすめしていただけると思います。

オンラインで

まずは手軽に自宅で試してみたい方に。夏にぴったりですよね〜。