世界遺産の街ポルトには”世界で最も美しい書店ベスト10”に選ばれた書店があります。1806年創業の老舗です。

リブラリア•レロ

ハリー•ポッター」の作者のJ•K•ローリングさんはかつてポルトで英語教師をされており、その際に見た景色が作品にも影響を与えていると言われています。魔法界の書物を扱うフローリッシュ•ブロッツ書店のイメージはここから着想を得たと言われているようです。ハリポタ好きなので一度行ってみることにしました。

観光客で混み合う店内

店の前には、”パコと魔法の絵本”に出てきそうな不思議な衣装を着た髭のおじさんが案内人を務めています。入場するにはチケット窓口でバウチャー(€4)を購入する必要があります。観光客が行列を作り入場制限もあり、入れるまで窓口のオフィスで順番を待ちます。大きな荷物を預けるロッカーもこのオフィス内にあります。

店内中央にあるらせん階段

ポルトガル語学習の本を探していたのですが、一般的な書店に比べて実用的な本は少ないように思いました。アートやデザイン、音楽、絵本やクラシック作品などは充実している印象でした。本を購入する場合は、入場券の€4は€4分の購入チケットとして使うことができます。

醸し出されるハリポタ感
一番気に入ったのは肖像のようなブックエンド
美しいステンドグラスの天井

書店に目的の書物を探しに行くというのではなく、美しいギャラリーを見にいくような感覚でした。入場にチケットがいる本屋というのは一種のエンターテイメント施設ですね。ポッタリアンやクラシックな建築好きの方は一度訪ねてみるといいと思います。