悲恋の地

イネスとペドロ王子の悲恋の地が、モンデゴ川の対岸、”涙の館”にあります。

丘の上からモンデゴ川対岸をみる
ペドロ王子とイネスの物語

国王の言いつけでコンスタンサ姫と結婚したペドロ王子がその侍女のイネスと恋に落ちてしまう。国王の怒りで引き離されるも、コンスタンサの死後、ペドロはイネスを側室に迎える。しかし、姫の出身王国からの圧力を恐れた国王と家臣によってイネスは殺されてしまう。涙の泉はイネスが殺害された場であるが、その近くにはペドロとイネスが愛を語らったという恋人たちの泉がある。
サンタ•クララ橋を渡って対岸へ

橋を渡るとすぐ右手に飲食店が立ち並んでいますが、大学がある岸のほうがやはり活気があるように感じました。車があればですが、こちらの岸には大きいスーパーがあるので便利です。

旧サンタ•クララ修道院

1286年に建立され、コインブラの守護聖人イザベル王妃の棺が納められていたようですが、たび重なるモンデゴ川の洪水により17世紀に閉鎖されたようです。荒廃した後、長い年月の改装工事を経て2009年に修復が完了しました。

敷地内には博物館も併設されています。

苦節の修復がうかがえる外観

コインブラ、名称の頭に新旧付けて区別していたり、同じような名前の教会が多かったりで混乱する。。

さあ、涙の館を目指そう!

とは言え、歩いている観光客の姿ゼロなんですが。見かけるのはマンションの住民の姿のみ。おかしいなと思いながらそれらしいスポットに向かいます。現在、涙の館はHotel Quinta das Lágrimasという四つ星ホテルになっているようなので、とりあえずホテルを目標に向かいました。地図ではホテルの裏庭園に位置しています。

!!!

高級そうな門戸は固く閉ざされています。誰かに聞こうにも、周りに誰一人としていません。しばらく徘徊し、入れる隙間を探しましたが(←)なさそうでした。もしかしたら、ホテルの裏手に専用の入り口でもあるのかと思い、住宅地をぐるっと迂回し(かなり遠かった)、ホテルの裏手に周ってみることにしました。

入り口ないんか〜い

炎天下のなか、住宅街を歩き回り、正直もういいかなという気分になっていました。辺りは大学付近とは全く違う雰囲気で、地元の人たちの一般の生活風景が広がっていました。

ホテルの門戸開けてもらうシステムなの?結局入り口わからずじまいです。

ミニポルトガル

国内の有名な建築物や各地方の伝統的な建物をミニチュアで表現した公園です。小さいお子さんも楽しめる場所だと思います。私はあまり興味がなく今回はスキップしましたが、ポルトガルの人たちにとって、コインブラに来たらの場所だとも聞いたので興味があれば行ってみてはいかがでしょうか。

私は、ミニチュアより、実物大派。川辺に座ってずっと大学方面を眺めていました。

モンデゴ川の縁に座り、ゆったりと休憩、川の風が心地よい

太陽でほてった体も冷めたので、そろそろ戻ろう。

にぎやかなポルタジェン広場付近へ戻る
本日のシュガパラ(ナタとパステイシュ)