名田島にある遺跡、名田島新開作南蛮樋を訪れました。

火の山連山が間近に
のすけさん

現在調査中のためブルーシートで覆われていますが、江戸時代に周防灘で行われた開作(干拓)の様子をしめす遺跡として貴重なもののようです。国史跡にも指定されています。

名田島新開作南蛮樋は、山口市の椹野川の河口部にあり1774年に完成したもの。南蛮樋は、人力によって板を上下に動かして水の動きを調節する仕組みだそう。当時のオランダの最先端技術に習ったため”南蛮”の名が付けられているのだとか。

遺跡から見た名田島の景色

到着日にも秋穂二島の兜山古墳を散策しましたが、山口市は歴史の遺跡が生活圏に自然と溶けこんでいる姿がとても印象的です。”せっかく残っていてもきちんと管理されていないところも多く、後世に残すための管理を考えていかなければならない”と、北島さんがおっしゃっていたのを思い出しました。

派手さはないけれど、山口に”帰ってきた”と感じた場所

現在住んでいる岩手の針葉樹の山や、地元の六甲山系、湿り気のある九州の山、そのどれとも異なる色味をしている山口のお山。今いる場所をぐるっと親しげに取り囲む低山の風景。とても心地がよいところ。