やり残しミッションその2

音楽の都

ヨーロッパに興味を持っていない人でさえ、”音楽の都ウィーン”という言葉はあまりに有名で、当時、旅に出る前には「ウィーンに行くのならクラシックコンサートに行くの?」と幾度と尋ねられた。確かに、ドイツ語表記オンリーの予約サイト(しかも画像貼り付けだらけのサイトで翻訳使えなかった..)に苦戦しながらサウンドオブミュージックのガラコンサートチケットをどうにか購入し、コンサート参戦予定ではあったが、それはザルツブルクだったし、クラシックはクラシックでも違う類のクラシックだった。

そんなわけで、振り返るたび、ウィーンで音楽を聴き逃してしまったような気がして仕方がなかった。ウィーンでは気軽に上質なクラシックコンサートを鑑賞できる。これがきっと街の代名詞になっている理由なのだろう。これをミッションその2とすることにした。

ウィーン学友協会

ウィーンで行われるクラシックコンサートはたくさんあるが、どのコンサートもインターネットの各種チケットサイトで簡単に購入できる。席によって細かく値段設定されている。2015年に訪れた際は、街中のインフォメーションでコンサートチケットを予約する人の姿を多く見かけたが、今となってはオンラインが圧倒的に便利だ。

そこで、今回はウィーン学友協会でウィーンモーツアルトコンサートを鑑賞することにした。オペラが休演する夏季はこちらのコンサートが開催されているらしい。

ウィーン学友協会
チケットは公式サイトで簡単に購入できる

ちなみに、センター街を歩いていると、いろんなコンサートの紹介、勧誘にも遭遇した。教会で行われるコンサートも多く、会場前で案内をしているらしかった。特に強引な勧誘や怪しい類のものではなく、しっかりと正装したスタッフの方がそれぞれの演奏家のプロフィールや演奏曲などを説明してくれた。応対も丁寧な印象だったので、予約していなかったら利用してみたいなと思った。

このあたりにもコンサート情報を持ったおじちゃんたちがいた
紹介屋のおじちゃん

ウィーンでコンサートどうですか?

もう別のコンサート行く予定なので、今回は残念ですが。

紹介屋のおじちゃん

あ、あなた、もしかして演奏家さんですか?

紹介していただいたコンサートプログラムには日本人演奏家の方もいらっしゃり、次はぜひ見にきてね、コンサート楽しんできてね、と見送ってもらいました。演奏家か、、とニヤリとしながら会場に向かう。

会場エントランス

公式サイトでチケットを購入すると引き換え券がメールで届くので、受付で引換券を見せてチケットと交換。現在、公式サイトで購入すると記念CD特典も渡してもらえる。荷物をクロークに預けて会場に入る。会場の入り口は、席番号によって異なるので、入る前に各所にいるスタッフの方に尋ねるのがよい。会場にはカジュアルな服装の方もいたし、ドレスで正装したご婦人や、日本人の方かな、きれいにお着物を着ていらっしゃる方も。

黄金の間、演奏が始まるまでプログラム販売も(音楽家衣装の方見える?)
後方

演奏前は写真撮影OK。噂に聞いていたとおり、演奏家の皆さんがモーツアルトコスプレして登場!どこかのレビューで、コスプレしてるからと言っておふざけでもなんでもなく、ただただ最高の音楽が聴けるとあったので、期待が高まる。

演奏が始まってすぐ、これは来てよかったと演奏に引き込まれた。惚れ惚れするような音が会場に響き渡り、最高の空間だった。ところどころで演出も入り、最初から最後まで楽しめた。そして、偶然にも前列の席が音楽一家の皆さんで、演奏が始まる前や幕間に大興奮でいろいろ解説しているのが聞こえてきて、思わず聞き入ってしまった。本当に音楽大好きなんだなっていうのが伝わってきて、感動で泣きそうになった。コンサートの興奮を共有すると何倍も感動増すよね。

コンサート終わりの学友協会

ホステルに戻る途中、野外鑑賞会に遭遇。

なんや、楽しそうやなあ。夏のウィーンは夜遅くまで音楽が鳴り響いてる。