国境の古城

モラバ川とドナウ川の交わるところ

炎天下、サンドベルクからてくてく歩いてきた。途中、歩行者道もなくなって歩行者を誰一人見かけなかった。それでも穏やかなモラバ川の流れを見ていると、なぜだか清々しい気持ちになった。

ふと見上げると、ようやくデヴィーン城が姿を見せた。

デヴィーン城は古代ローマ帝国時代に要所として栄え、1809年ナポレオンに陥落されるまで、ローマ帝国の砦として機能していたそうだ。

公式ホームページ

坂道を登った先に入場門が見えてきた。

入場門;入場料は€8

門をくぐると開放的な敷地に散策ルートが敷かれている。結構広いので、各所に設置されている案内板には所要時間も記載されている。

途中休憩できるように、いたるところにベンチが設置されている。ワンピース姿に麦わら帽子をかぶった女性が、木陰のベンチで読書をしていて、風になびくブロンドの髪がとても美しかった。

城内から見えるデヴィーンの街並み

ブラチスラバ城が近代的な美術館なら、ここデヴィーン城は遺跡のようだ。”廃墟”と呼ぶには、いささか薄暗さを欠いていて、遺跡のほうがしっくりくる。観光地化されているからかもしれないし、この焼けつくような晴天のせいかもしれない。しいて言うなら、城内にある資料館が石の内部に作られていて、少し薄暗かった。

資料館にて

そして、ここデヴィーン城から景色は絶景だ。ウィーン方面からはドナウ川、チェコ方面からはモラバ川、それぞれの川はこのデヴィーン城で合流する。

ドナウ川
国境周辺には古城が点在している

敷地内には飲用水汲み場があり、少なくなった水はここで補給できる。

城の階段を登っていくと、ここまで歩いてきたサンドベルク方面まではっきり眺めることができた。歴史を刻んだ人たちがどのような面持ちでこの光景を眺めていたのかはわからないが、オーストリアとの国境は緑と川だった。

サンドベルク方面

城近くのランチ

スロバキアで過ごす時間も残りわずか。やはりここは、できる限り伝統料理を味わっておきたい。城近くで家庭料理レストランを見つけたので行ってみることにした。

暑いので客は皆外で食べていたが、店内が可愛らしかったので店内貸切で(笑)

もうこれしか飲んでない。コーラじゃないです。スロバキア人ほぼ皆飲んでるコホラです。

注文していつも思う、重いよなあ〜、多いな〜。なのに毎度頼んでしまうハルシュキ。すっかり癖になっている。

ちなみに、城の最寄りのバス停は屋根なんてなくて、ただ標識があるだけ。炎天下の灼熱地獄。

バス停は城近くの住宅地にある