もはや”ガスって”シリーズ化できそうな。。

電車でのアクセス

近江長岡駅→伊吹山登山口

近江長岡駅から伊吹山登山口までは定期路線バス(湖国バス)で向かいます。片道370円、15分程度で到着します。本数は多くないので、時刻表を確認してから行くほうがよいと思います。バス乗り場は、改札を出てから左に出るとあります。あまりにひっそりとしていて、バス待ちの人もおらず、バス乗り場がわからずアタフタしてしまいました。焦っていろんな方に尋ねましたが、意外と近くにありました。改札出て左、湖国バスの時刻表が掲示されているところです。

また、時期は限られますが、米原駅から伊吹山登山バスも運行されているようです。

上記のバス時刻表や登山バスの詳細はこちらで確認できます。

伊吹山登山口→近江長岡駅

行きと同じ湖国バスに乗ります。登山口のバス乗り場の時刻表を載せておきます。

伊吹山登山

初めての滋賀県。初めての伊吹山です。数名の乗客とともに登山口に辿りつきました。登山口の目の前には神社があり、その目の前にきれいな公共トイレも整備されています。登山口入口に案内所があり、そこで協力金(300円)を払うと登山マップがもらえました。お山が整備されると助かりますし、美しい山を保全していくことは大事ですね。

眺望が見えるようになるまでは、ごろつく石に気をつけながら登っていきます。普通のスニーカーの方も見かけましたが滑ってコケそうになっている方もいたので、トレッキングシューズのほうが安心だと思います。

まだガスはましだが、時折小雨がちらつく

登りはじめはレインジャケットを羽織らなくてもいけるかなと思っていましたが、徐々に雨足が激しくなり立ち止まって雨装備をします。

5合目

上のほうはもうガスガスです。雨に濡れた植物はより青々としているようでした。

特に目立った難所はありませんが、雨で眺望ゼロのなか変わり映えのしないゴロゴロ道はまたしても修行のよう(笑)山に響く楽しそうな声を聞き、友人と楽しく登るはずだったのに残念だな、なんて考えているとなんだか惨めな気分になってきてさらにペースが上がりました。

そう、伊吹山に来てまず驚いたのが、登山客の多さ!人気のお山だとは聞いていましたが、小さい子から年配の方まで大勢がそれぞれのペースで登っていきます。登るために長い列を作って登り待ちをするのは初めての経験でした(アルプスのバス観光散策時には体験したことはありますが。。)初心者向けのお山ということもあるのか、登山装備をされていない方や、親子登山、大勢の登山グループ等たくさん見かけました。山深い九州トレイルではまず見ない光景なので驚きの連続でした。これだけ大勢いれば、道迷いはまずなさそう。

あちこちで行列が

山頂に到着しても一向に晴れることのなさそうな雰囲気。眺望ゼロ、暴風雨、下がる気温。山頂で散策路を周遊する予定でしたが、眺望拝めないなかあまりに寒かったため、急いでパンをかじって昼食をとり、早々に退散することにしました。混み合った山頂で、ヤマトタケルの周囲には誰もいませんでした(寒すぎて皆心なしか行動が機敏笑)

山頂
眺望ゼロ

伊吹山下山

早々に下山していると、行きのバスで一緒になった青年たちが登ってきていました。

え、めっさ早ないですか(笑)?

青年の一人が誇らしげにこう言いました。

実はここ登るの11回目なんすよ!ここガスの日が多くて、今日もガスってますね。眺望があるとほんま綺麗なんすけど

目をキラキラさせながらそう話してくれた大阪の青年。私はこれまでに同じ山に何度も登った経験がなく、それだけ惚れ込んだ山があるって素敵だなあと思いました。山に全く同じ日などなく、その行程と景色を楽しむ。スタンプラリー的登山のほうがキラキラしたイメージがありますが、ひとつの山をじっくり楽しむのって乙な楽しみ方だなあ。

降りてくると霞は次第に取れてきましたが、雨は最後までちらついていました。下山時、すれ違う方々から「山頂どうだった?」と聞かれ、こういうコミュニケーションがあって山でにぎやかな話し声が聞こえてくるのも人気山ならではだなあ、おもしろいなあと思い下山しました。

今度は友人とにぎやかな登山したいなあ。

伊吹山の薬草園にみるポルトガル伝説

冷え切った体で宿泊所にチェックインすると、「伊吹山登ってきたんやな。今日は寒かったやろ?」とオーナーさんが温泉まで車を出してくれました。体がぽかぽかになり、明日はゆる〜く過ごそうと思い直しました。(移動して鬼のダイトレ縦走計画していました、これはまたの機会に)