車なしで滞在は可能か

前回、アソーレスで車は必須だなと感じたものの、今回、バスで巡れる箇所をメインにプランを組んでみました。バスでは難しい場合は、ポンタ•デルガーダであればオプショナルツアーもたくさんありました。夏のホリデーシーズンなので人数は集まりそうですが、シーズン外の催行人数以下で強制キャンセルになった前回があるので、極力自力で行く方法を模索します。

バス停の表記

バス移動の必需品

ポンタ•デルガーダのバスの時刻表と地図が書かれた便利なバスマップをインフォメーションで手に入れます。このマップは大変見やすく、乗り換え等もすぐにチェックできます。ただ、路線が結構複雑なので、乗り遅れないように乗り場と行き方をインフォメーションの方にあらかじめ確認しておいたほうがいいです。スタッフの方も感じがよく、丁寧に教えていただきました。本数が多いわけではないので、帰りのバスもきちんとチェックしておきましょう。時刻表、マップを載せておきます(2019.07現在)

バス停の混乱

本数が限られているので、上記のように乗るバスを綿密に計画していくわけですが。バス停に書かれているマップ&時刻表を見た瞬間、観光客は皆迷宮に彷徨うことになります。

バス停前のマップは複雑でかなり分かりづらいです(本数そんなに多くないはずなのに。。)それに加え、さらなる試練が訪れます。

  1. 行き先によって乗り場が細かく分かれている(掲示なく、日により、また便により変更あり)
  2. 時間通りに来ないことも多い(と思ったら乗り場が違った、フェスティバルで運休になっていた等)
  3. 地元の人たちが明らかに乗り場に見えない場所で乗ってくることがある(標識なしアゾレスあるある)

地域の方にはあらかじめ知らされているのかもしれませんが、当日、自身を含め、遠出を控えている多くの観光客がバス停前で混乱し、彷徨う光景を何度も目撃しました。バス運行会社が2社あり、乗り場が同じことも原因のひとつかもしれません。

「バス来ないですね」

「おかしいわね、時刻あってるわよね」

「おーい、今日は乗り場こっちみたいだぞ!」

「バス来ないですね」

「おかしいわね、今日はもう遠出するのやめとくわ」

歩いている地元の方を捕まえては確認乗車時にも運転手に確認!英語ではどうにもならないことが、ポルトガル語で解決することがあります。でも、できるなら乗車するためだけにパタパタしたくないですよね。。

移動の足としてのバス

地元の方は車を持っている方が多いようですが、バスは車がない方や学生さんたちの足にもなっており、ポンタ•デルガーダの中心地を抜けるとのどかな田園風景を駆け抜けます。市街に出る場合、どこもやや遠出となるため、大きな荷物があればいつでもコンパートメントに入れてもらえます。島内で宿泊地を移動する際も便利で快適でした。

田園地帯の真ん中で、住宅地の何もない箇所で、ふと乗車してくる地元の方にアソーレスウェイを感じつつも、穏やかでゆったりとした時間の流れる島時間は心地よかったです。バス車内はポルトガルヒットチャートが終始流れており、興味深かったです(英語、ポルトガル語、スペイン語の曲)。

ポンタ•デルガーダは街で便利ですが、サンタミゲル島に来たのなら、ぜひ他の村も見たほうがいいです。私は、ポンタ•デルガーダでの滞在よりも、バスで気ままにむかった小さい村での滞在の方が情緒があり思い出に残っています。

本数は少なく、効率のよい移動を考えている観光客には少し不便なバス。偶然出会った方や友人に途中まで送ってもらったり、タクシー等も利用したりして、なんとか主要な場所をめぐることができました。

車なしで滞在は可能か。

この返答は、滞在は可能ですが、本数やシステムの点で不便です。主要な町には路線が通ってないわけではないので、時間を気にしなければ到着はできると思います。(アイスランドのように、路線自体がないとかではない)

滞在日数が限られている多くの観光客には、やはりレンタカーをメインにしたほうが効率が良いと思います。