陽気な街歩き?
活気と人混み
MRTチャイナタウン駅で下車した。この国に来てからいろいろ歩き回っているわりに、初めてのチャイナタウン。
規模は比べものにならないが、兵庫県民にとってのチャイナタウンは間違いなく神戸南京町で、学生時代は友人とよく訪れた。ワイワイ笑いながら食べ歩きをするのが楽しかった。”活気”とくくるにはいささか増えすぎた観光客、ストリートを通り抜けるのも一苦労、徐々に遠ざかっていった。
とりあえず、今回は友人と訪れる久しぶりの”チャイナタウン”。
もうある程度慣れはしたが、エリアによってこれだけ雰囲気が違うものかと毎度圧巻される。”シンガポール”と聞いて思い浮かぶ光景はあまりに多種多様。背景も違えば、言葉も人の外見も違う。
チャイナタウンは街歩き、ショッピングがメイン。食から雑貨、大小多くのお店がひしめいている。
これは、完全に個人的な興味、趣向の違いによるものだけれど、見事なまでに商売っ気にあふれた観光客向けストリートと、人の多さにすぐに萎えてしまった。人の多い空間も難なくすり抜けた20代前半の自分であれば、大好きな雑貨探索に時間も忘れて夢中になっていただろうと思う。今や、”かわいい”雑貨には見向きもせず、やや”偏った”食への趣向も相まって、目的のないぶらぶらショッピングにはすっかり興味が失せてしまった。
これまでの滞在中、ご機嫌に街歩きをしていた私。ずっと間近で見てきたマッキーは、すぐに異常事態を察知したらしい。
ねえ、いつもの私みたいになってない?テンション低めじゃない?
彼女が、いたずらな顔でそう言った。
陽気な彼女とチャイナタウン
居心地のいいところ
私は、食事や雰囲気、ここのほうが居心地がいいんだよね。
彼女の一言でハッとする。滞在場所、環境でここまで気持ちが揺さぶられることに。リトル・インディアでは、いつもどこか疲れ切ってテンションの低い彼女。それは誰が見ても明らかだった。今日は、水を得た魚のようにテンションが高い。これは、旅イチ驚いたことかもしれない(笑)
(それより、私ったらいつもリトル・インディアでこんなにテンションあげあげなんだ)
滞在場所での食文化が合わずしんどそうな彼女を見てきただけに、久々に彼女の笑顔を見れて安心した。趣味も好みも違う彼女だが、友人と旅をするのは本当に楽しい。(これまでの彼女との旅はこちら)
それにしても、チャイナタウンの似たような名前のデパート群と狭い道に溢れかえる人混み。グーグルを凝視してもなぜか目的地に辿り着けない。本日、地図読めないさんに変身します。頼もしいマッキーに付いていこう(笑)
マッキー、いっつもほんますぐお腹空くよね。
あなた、いっつもほんますぐ知らない人と喋ってるよね。
絶好調のマッキーに乾杯。