セントーサの過ごし方

天邪鬼企画

私、セントーサ行かなくていいかな?(それならゲイラン散策にでも。。遠出してスンガイ・ブロー湿地とかさ)

何度もそう言おうとして口をつぐんだ。

全てが”設計された”自然”。だけど、ないよりはいい

それじゃ、また後で

セントーサはリゾートアイランド。大多数がリゾート客のなかで、異議をとなえる天邪鬼は少数派かもしれない。ただ、島の隅っこにひっそりと置かれたベンチやアトラクション脇の影でひっそり佇む人たちを見かけると、なんとなくシンパシーを感じている(スーパで待ってるお父さん風、笑)。

リゾート満喫したいマッキーとはしばらく別行動することにして、私は”まだ知らない”セントーサ探検に出た。

セントーサの再開発

セントーサのマーがいなくなってしまったことは以前にも書いたが、これは政府による「南部ウォーターフロント再開発」事業によるものだそうだ。この再開発には20-30年の年月がかかるという。そのため、現在島内はいたるところが”工事中”で順路らしいところを辿っても目的地に辿り着くのに、いくぶんか時間を費やすことになった。

インビア・トレイル

迷子の観光客

気づけばすでに1時間以上彷徨っていた。巨大なリゾート施設の周囲をぐるぐると何往復かし、新たな道を発見してはスタート地点に戻るの繰り返し。島内の移動は乗り物を使うほうが便利なので、歩いて移動する人は少ない。グーグル経路は工事で通行止め、トレイルを通る人は少ないのか、探してもそれらしい表記が見当たらない。明らかに、迷子だ。

人気のない、鬱蒼とした裏道で運よく人を見つけて駆け寄った。

インビア・トレイルってどこですかね?

島そのものが管理された巨大なホテルのようで、建物の施設管理だけではなくその”庭”ともいうべき自然を手入れするスタッフさんたちが、汗水流しながら働いている光景をよく目にしていた。これだけ島内が綺麗に保たれているのは、彼らの仕事があってこそ。

観光客から話しかけられることはなかなかないようで、”裏方”のスタッフさんたちはかなり驚いた様子で戸惑いながら答えてくれた。

そこに乗り物があるよ。それに駅ならあっちだよ。

もうここは諦めて乗り物に乗ることも考えたが、天邪鬼にも意地がある。

実は歩いていきたいんですよ。ここらへんに経路があるはずなんですが。

すると親切なスタッフさんたちが笑顔でこう教えてくれた。

え、本気?でも君、エネルギーあふれてる感じだもんね(笑)ただ、歩く道となると、ここらにはないはずだよ。あちらから戻ったほうがいい。

仕事中の彼らにはもちろん”リゾート感”などなく、それが逆に落ち着く空間だった。居心地がよく、少し雑談した後礼を言い、指さされた方角に戻ることにした。

何度か素通りした地点の標識をもう一度じっくり眺めてみる。

セントーサで叶える自然のトレイル

おや?これはまさか!?

インビア・ルックアウト

焦茶の塗りつぶし部分は工事中で通れない

工事中のフェンスに囲まれて見落としていた細い通路を進んでいく。

あ、絶対これ発見した

通路発見に歓喜、おもわず階段を駆け上った。

進んでいくと、丁寧な標識も発見。

このトレイルはシロソポイントまで繋がっているようだ

裏道感ある道をずっと進んでいく。

”館系”ホッパーだった10,20代なら立ち寄っていただろうマダムタッソーも今や素通り
インビア・ルックアウトにある”スカイヘリックス”

一気に人が増えた。経路途切れた?慌てずお手洗い方面へ、さらに奥へと進んでいく。

到着!!!!!

ではなく、スタート地点です。