ウェルカム準備

五感の空間づくり

さあ、お出迎えの準備を始めましょう

私たち3人は、お家を飾るお花と木々を探しにカゴを携えてガーデンに出た。

強い芳香を放つスイートピーは、お部屋だけでなく特に水回りに重宝するらしい。ここのガーデンを歩いていると、エミリーママ、パパがいかに愛情をかけて育てているのかがわかる。

いくつも客室を備えたビッグハウスにいったいどれくらいのお花が必要なのか、花瓶の数字だけでは想像もつかなかった私たちは、とりあえずカゴいっぱいに摘んで帰ることに。結局これだけでは足りず、また戻ってくることになるのだけれど。

わんさか収穫、ついでにお豆も
りんごの木

摘んできたお花たちをそれぞれの花瓶にいけていく。花瓶で表情をガラッと変えるお花たち。

まるで未完成の絵画のような、そのなかから漂ってくる香りはガーデンの澄んだ空気に希釈されて心地のよい夢のような空間ができあがった。それぞれの部屋に持っていくのが残念になるくらい

壁沿いの洋梨

続いて、ゲストが滞在するこのお家をフランキンセンスで浄化する。フランキンセンスの香りは、心の乱れを鎮め落ち着きを取り戻したり、抗炎症作用をもたらしたりする効能がある。

ゲストがもうすぐ到着する。ここに滞在する人たちの幸福を願いながらフランキンセスの香りでお家を満たした。幸せを願う儀式で、お家は一気に神聖な香りに包まれた。摘んできたスイートピーの香りと混じり合い、夢のような空間が出来上がった。

キッチンではカルプナーシェフが、スパイスたっぷりの美味しそうなインド料理を調理していた。スパイスの香りは幸せの香り。

予測不能な雨で洗濯物が乾きにくいというイギリスの洗濯事情を知った。けれど、ここに干すと心地のよい風が吹き抜けわりと早く乾く。

もうすぐゲストがやってくる。私たちはソワソワとウキウキが入り混じった感情を持て余しながら、今か今かとゲストを待っていた。