「ナイアガラ」で思い浮かんだのはマリリン・モンローの映画だった。水量がものすごく多く、ゴオオオオという滝の音が響いている。その大きさたるや街全体が飲み込まれてしまいそうな気さえする。いかにも観光地ぶっている場所は苦手だが、ここは落ち着いていて過ごしやすい。

息をのむほど壮大な滝

もちろん、少し歩くと派手なネオン街もあるし、トロントからカジノ客を連れた専用バスも発着している。自炊をしようとスーパーマーケットを探したが、結局ここから北へ10km離れたところに1件発見しただけだった。やはり、観光地なのだ。仕方なくサブウェイで大きなサンドイッチを買い、滝の見えるホテルへ戻った。「さすが、アメリカ大陸だよね。スケールでかいよね。」なんて言いながら、窓枠に座ってとめどなく流れる滝を眺めていた。

夜は滝がライトアップされ光のショーが行われる
旅飯メモ
カナダの人は食材をまとめ買いする人が多く、販売単位がでかい。
1件見つけたスーパーの食材は、例えば、豚半分とか、とても観光客が利用できるものではなかった。コンビニの惣菜レベルのものは全く見当たらず、こと観光地であるナイアガラでは外食がメインになってくるように思う。
魅惑の落下直前、トロンとして流れが早い

滝に近づくと、小雨と間違うくらいに自然のミストが降り注ぐ。側にはいつも虹がかかっていた。滝の流れの速さには圧倒されるが、時間の流れがゆったりとしている。時事刻々と表情を変えるこの滝は、何時間も見ていられる気がした。カメラのダイヤルを初めてMに回し、何時間も撮っていた。

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ポイ捨てが気になった

対岸はアメリカ。橋を通って国境越えも可能
轟音とものすごい滝のミスト

赤いカッパを被り、ナイアガラ川に遊覧船で突入する。滝が間近に現れる。デッキに降りると心地よいミストに包まれ、アメリカ滝とカナダ滝のミストには虹がかかっていた。

テーマパークの「濡れる可能性があります」なんてレベルではなく、もはやカッパの意味なし。ここでもNEX浸水レベル(ズームリングから水が滴っている。。)ずぶ濡れ。ハードシェル持参したほうが良い。

せっかく来たしとボートに乗ったが、正直、滝のビジュアルに重点を置くなら、遠目のほうがよい。そして、アトラクションを楽しむという観点なら、転覆寸前の脅威のモーターボートに乗ってみたいと思う。もちろん、暖かい時期に。

映画ナイアガラ