花蓮の北にある台湾の景勝地、太魯閣を訪れました。太魯閣は国家公園になっており、大理石の岩盤が削られてできた大峡谷。個人でアクセスも可能ですが、オーナーのカタギリさんツアーに申し込み、効率よくいろんな場所を巡ってもらいました。この地形を個人で移動するのはかなり複雑そうです。車中では、花蓮の歴史や地理に詳しいカタギリさんから貴重な情報やクイズが出されました。質問をすると、すぐに詳しい回答が返ってきました。改めてカタギリさんツアーに申し込んでよかったと思います。

はるか高くそびえる壮大な岩山の合間を車で走ります。

見てごらん?岩の上のほうに削れたような通路が見えるでしょう?原住民の方たちが昔使っていた通路で、あそこをクライマーが登ってることもあるよ。

絶景を見ながらカタギリさんの見せてくれた歴史資料を眺めると、断崖絶壁が生活圏だった原住民の歴史の音が聞こえてくるようでした。

太魯閣入り口

砂卡礑歩道

渓谷沿いのこの遊歩道は平坦で歩きやすいので、時間があれば散策してみるのがおすすめ。

燕子口歩道

インディアン曹長がいます、見つけられるかな?

無数にある穴はイワツバメの巣で名前の由来にもなっています。落石が多い場所なので、ヘルメットを借りて通行。

洞窟みたい

ファインダーにおさまりきらないくらいの岸壁は圧巻でした。

長春祠

太魯閣の断崖絶壁を削り、トンネルを掘ったのは人力によるもので、この東西横貫公路の建設中に事故で亡くなった方々が祀られています。

静かな美しい景観

天祥

太魯閣唯一の町、天祥。レストランがあり、ここでランチをすることになりました。

カタギリさんが注文してくれたランチ(の一部)。植物ときのこのスープが素朴な味で美味しかったです。


そのほか、原住民にゆかりのある場所にも各所案内していただきました。

クライミングはさておき、この地域ではトレッキングもできるようなので、次回はトレッキングをしてみたいです。ただ、地震でダメージを受けている箇所も多く、通行止めや危険地帯も多いようなので、訪問前は必ず情報の確認を。