アラブムード

イスラム文化を感じて

その昔、アラブの商人たちが香料やコーヒーなどを運びこみ、19世紀頃から商いの街として栄えたアラブストリート周辺。

観光スポットはサルタンモスク周辺に集まっていて想像以上にコンパクト。前回旅では、スケジュールの都合でモスクしか訪れることができず、今旅ではもっと探索しようと意気込んでいたのですが、拍子抜けしてしまいました。

とは言っても、美しいエジプト香水瓶を求めて長時間悩み歩いたり、トルコランプの店でお兄さんから地元の情報を得たり、美しいイスラム衣装のテキスタイルに見惚れたりと、ゆったり散策することができて満足の1日でした。

サルタン・モスク

1824年に建立されたシンガポール最古で最大のイスラム教の寺院です。とても大きくて目立つので、徒歩で他エリアに散策に出かけるときもチラチラと視界に入ってきます。

見学する場合は入り口の下駄箱で靴を脱ぎ、中に入ります。1日に5回あるという礼拝の時間は観光客の入場が制限されるようです。

肌の露出が多い場合は、入り口でガウンを貸してくれます。その格好で入場してよいかどうかの判断は、貸しガウンの担当スタッフの方がしてくださるので、不安であれば尋ねてみるとよいと思います。私の場合、大丈夫な範囲だとは思うが、ロングスカートにスリットが少し入っているから、念のため着ましょうかと提案がありました。

このモスクは一大観光スポットのひとつですが、信者の方々が日常的に礼拝、瞑想に訪れる神聖な場所です。モスクの内部は静かで凛とした雰囲気です。

ブッソーラ・ストリートで香水瓶探し

モスクの正面の歩行者専用の通りです。雑貨屋や飲食店、エジプト香水瓶のお店もこの通りにいくつかありました。

当初、香水瓶を買う予定などなかったのですが、香水専門店に煌びやかに並べられた色とりどりの香水瓶にすっかり見惚れてしまいました。これらの香水瓶はエジプト、ドバイ、チェコなどから仕入れた手作りです。ちょうど、自作のアロマ香水のボトルを探していたことを思い出し、そこからとっておきの香水瓶探しが始まります。マッキーも、美しい手作り瓶に目がハートになっていて、2人して一心不乱に練り歩きました（めちゃ楽しかった）。

香水瓶は、デザインと大きさで価格が異なっており、だいたいどこの店も似たような価格設定です。手作りなので1つづつ雰囲気が違うので、どの店で好みの色味、デザインに出会えるかは運次第。購入した店では、香水瓶と蓋の組み合わせを自由に選んでいいわよとスタッフさんが言ってくれたので、さらに時間を要することに（笑）2人して無我夢中、熱心に悩み続け、けっこうな時間滞在していたのですが、スタッフさんたちは嫌な顔することもなく親切に応対してくれました。

希望すれば、中に入れる香水も選ぶことができます。香水もたくさんラインナップされており、香りの相談にも乗ってくれるそうです。

購入した瓶はしっかりと箱に詰めてくれたので、不安なくスーツケースに入れることができました。お互いのとっておきを見つけて、大満足。