シンガポール最古のヒンドゥー教寺院

リトルインディアのランドマーク

シンガポールで有名なヒンドゥー教寺院がこちら、スリ・ヴィーラマカリアマン寺院です。リトルインディアの賑やかな大通りにあり、観光客の姿もよく見かけます。シンガポール最古のヒンズー教寺院の1つで、極彩色の寺院は一際目を惹きます。

スリ・ヴィーラマカリアマンとは、邪悪なものを破壊する女神の名前(別名;カーリー)で、その女神を祀っている寺院だそうです。女神カーリーは、世界の破壊・再生を司るシヴァの配偶神、パールヴァティーの化身といわれています。 カーリーという名は「黒」や「時間」を意味するカーラーを語源としています。ちなみに、カーリーの肌の色は青色で描かれていることが多いのですが、本来は黒だそうです。黒は不浄の色とされている宗教上の理由により、青で描かれているらしいです。

第二次大戦中、日本軍の空襲があった時期、多くの人々がこの寺院に身を隠して女神カーリーの庇護を祈ったそうです。そして現在、寺院も彫像もすべて無傷で残っています。

内部を見学したい方は、オープンしている時間をチェックしてから行ったほうがいいと思います。外で靴を脱げば入ることができます。私たちは、いつも行くタイミングが悪く閉まっている時間ばかりでした。

リトルインディアに滞在していると、ヒンドゥーが日常生活に溶け込んでいる様子を身近に感じます。そういえば、ヒンドゥー教に関して、学校の授業で詳しく学んだ覚えがありませんでした。だんだん気になってきて、少し調べてみたのですが、インド神話が想像以上にカオス過ぎて(笑)