ついに、本土から1500km離れたアソーレス諸島へ上陸の日です。

リスボン→テルセイラ島

ポルトガル最高峰に登るためにアソーレス諸島へ向かう。

そう思うだけで、なんだか誇らしいような、冒険家のような気分になりました。ぷらぷらとあてもなく旅先を散策するのも好きですが、旅の目的に山を設定するのもなかなかいいものです。

今日のお菓子は、リスボン名物、”ケイジャーダ”。ザックに押し込めてきました(ザックの容量圧迫はほぼ食料)。メジャーなお菓子なので、ポルトガル国内基本どこでも売っているのですが、店によって味や大きさ、食感が全く違います。リスボンのお店で見つけたこちらは、大きくてレモンが効いていました。

移動日は、荷造りに始まり、65Lザックをパンパンにして向かうので体力勝負です。

今日のフライトは2時間40分程度。結構すぐ着いてしまいますね。時差はリスボンから-1時間です。

テルセイラ島上陸

ピコ山はピコ島ですが、その前にテルセイラ島で少し滞在することにしました。テルセイラ島の港町、アングラ•ド•エロイズモは街全体が世界遺産になっています。

がらんとしたラジェス空港。降りる人は少なく、島の空港に来たという感じがしました。

空港からは市内を走る循環バスを乗り継いで滞在先に向かいます(€2.95)。今後判明するアソーレスあるあるなのですが、バス停の表記、ほぼないです時刻表掲示もほぼないです。(これはインターネットおよび空港インフォメーションに置いてある)基本、乗り継がないと目的地に行くことが難しい場合が多いので、時刻表は必携です(学生さんたちも利用するので、曜日によって時刻がかなり変わってくるので注意)。

テルセイラのバスルートおよび時刻表はこちら(空港で手に入る印刷物はカラーでさらにわかりやすいです)

空港のバス乗り場さえもよくわからず、ポルトガル本土から来たというお姉さんに尋ねました。お姉さんも乗り場がどこか不確かなようで、地元の人にポルトガル語で確認してそれらしい道路脇で一緒にバスを待ちました。お姉さんは、たまにアソーレスを訪れるらしく、静かな土地で読書などを楽しみながら仕事をするのだと言っていました。素敵な過ごし方です。

空港の玄関先

無事バスに乗れ、途中の乗り換え駅で学生さんたちもたくさん乗ってきてにぎやかな車内です。

え、待って。めちゃ綺麗やん、ここ。

ふと外に目を向けると、のどかな風景が広がっていました。

車窓から

なにやらここも良さそうなところです。

そして、高台にある今回の滞在先はヴィンテージ品が揃えられた居心地のよいアットホームなお宅です。オーナーさんはポルトガル語オンリーの方でしたが、いろいろと気を遣ってくださいました。アソーレスの食べ物も、例外なく美味しいです。

お家に噴水がある。。