帰路にて

山口での滞在があまりに楽しく、「帰りたくない!」と泣きじゃくって駄々をこねる子どもの気持ちが痛いほどわかる。帰らないと困るのは自分だと、大人の自分が言い聞かせた。

ルナとベル

NATAJIMA-BASEで延泊し、1日がかりで岩手に戻る。新山口駅で生外郎を買って帰った。

帰り際、ホストのお二人が、まだ温かい手作りのおにぎりを手渡してくれた。

帰りの新幹線で食べてください

手作りのおにぎり

車内でおにぎりを頬張ると、あまりに名残惜しく、涙が出そうになった。盛りだくさんの思い出は、その些細な会話ひとつでさえ、愛おしい時間に思えてくる。おやつに外郎を食べながら、山口での思い出をひとつひとつ振り返っていた。

深夜のボードゲーム

東北の色

長い時間が経ち、新幹線の車窓から外を見ると、その景色は”東北の色”に変わっていた。

車窓より

岩手に来て早々、岩手最高峰岩手山に登頂したが、ここで見た岩手の景色、山の色、空気。それは、見慣れた西日本のお山のどれとも違っていた。戸惑いと新鮮な空気感。まだまだここで見るものがたくさんありそうだ。

ずんだ

到着後はひとまずお団子を。醤油やお味噌など、食事は塩辛く感じることが多いが、この団子屋の数とクオリティーはピカイチだ。

みたらし