南インドベジの世界

激うまベジタリアン乱立

インドのベジタリアン人口は世界最大と言われています。

そして、ここシンガポール人口の約9%はインド系。インドやバングラデシュ、スリランカからの労働者の姿も多く見かけます。滞在先のリトル・インディアでグーグルマップを起動すると、数え切れないベジタリアンレストランが検索されます。近くにベジタリアン食堂がこんなにも!と嬉しい驚きでした。

見慣れない言葉の綴りをたどるのも楽しい街歩き

そして、だいたいどこのベジタリアン食堂に入っても絶品料理に辿り着きます。しかもお手頃価格で。それだけでもここに滞在してよかったなと感じています。ただ、滞在中気になっていたことは、「こんなにベジタリアンだらけなのにヴィーガンオプションをほぼ見かけないのはなぜか」という点。この点に関しては、こちらの記事にある見解が載っていました。

インド料理

インド料理と言っても、地方によって大きく異なるようです。細かく分類すると複雑そうですが、大きくは、北インド料理と南インド料理に分けられます。

二つの大きな違いは、北インドでは動物性のメニューが多いのに対し、南インド料理では菜食が中心であること。日本人にも馴染み深いカレーひとつとっても、小麦が主食(ナン、チャパティ等)で乳製品、油脂を使ったトロリとしたカレーの北インドとは対照的に、米(ドーサ、バス等)が主食でココナッツミルクを使い、スパイスを効かせたさらさらカレーの南インド。一説によると、インド半島の気候の差にその理由があるようです。北インドでは気温が低く、体を温めるために脂肪分の多い乳製品を使ったカレーが主流になり、一年を通して暑さの続く南インドでは、暑さをしのぎ、食欲増進のために酸味や辛味の強いカレーが主流になったようです。

最近では、日本でもいろんな種類のカレーが味わえますが、昔ながらのカレーと聞いて思い浮かぶのは北インド料理な気がします。

ここリトル・インディアでは南インド料理が多いそうなので楽しみです。

偶然の聖地

旅の出会いに導かれて

滞在のはじめ、まずは無難に、ガイドブックにも載っている、グーグル評価も良いベジインドレストランを目指しました。しかしなぜか辿りつけず右往左往していたところ、近くでタバコを吹かしていた地元のおっちゃんが話しかけてきました。

それなら、あそこだよ。料理うまいよ。雰囲気いいし。けどね

毎日通った通り、ローカル感がたまらない

なんせ高いんだ。うまいから払う価値があると思えばその通りなんだが、それよりももっとトータルでいいベジの店がここらにはたくさんあるからね。

いや、そんなん気になるやないですか。観光客ウケよりローカルウケ。

おっちゃんが一番おすすめするコスパよくてうまい店に向かうことに。ここがもう、居心地いいし美味しいしでまた聖地が増えました。この聖地については、また今度。