棘も傷も勲章?

草むらかきわけ、車道を闊歩

本日も、マットに教えてもらったフットパスアプリ頼りに散歩に出かける。

イギリスのフットパスを歩けば、誰もが思うはずだ。やたらと棘が多いではないかと。それはベリーであったり、”ベリーでないほう”であったりする。このトゲトゲたちは、野生のまま放置されている感があって、それはそれでカントリー感を盛り立ててくれる存在なのだけれど、軽く肌が触れただけでも突き刺さってチクチクしたあと、かぶれるのだ。ハイタトラスの光線過敏症がまだ完全に治っていない肌に、棘が被さった状態は、傷だらけの負傷者だった。

リスはよく見かける

先日、マットと湖に泳ぎに出かけたのだけれど、その道中にもやはりその”ベリーでないほう”がいたるところに自生していて、私は顔をしかめた。散歩に行くと必ず傷つけてくる敵だった。そんなことを言っていると、彼はその葉を摘み取って躊躇なく口に入れた。

これはネトルというんだよ。棘があって忌み嫌われがちだけどね。ローマ時代には抗炎症薬として使われて、今はお茶としても飲まれているよ。

水温は低め、涼しいコッツウォルズの夏

後日、おしゃれなパッケージで売られている”ネトルティー”を発見。へえ。野草ならドクダミ派かな。

乗馬標識

登る山はないが、整備しきれていない獣道風味のフットパス、ちょっと滑りやすい石たち、ぬかるみ、予期せぬ雨も多いのでトレランシューズあたりがイギリスの丘歩きには適している(なんなら普通のスニーカーでも大丈夫)。ふと石垣から覗いた景色が美しくて、しばらく眺めていた。

ストラウドのハイキングにて

絵本にかわいらしく描かれているとしたら、きっとこういう家がモデルなのだろう。

コッツウォルズに多いストーンハウス

たまに歩行者道のないフットパスルートもあって、スロバキアのポリス沙汰がトラウマの私は気が気でなかった。パトカーのサイレン音にやたらと敏感になっている今日この頃。

途中、小さな村に立ち寄った。

控えめで最低限の装飾。落ち着いた色調で統一された石。夏のサラッとして暑すぎない太陽と、彩度をあげた緑。作為的なのかどうなのか知らないが、思わず”美しい”と思ってしまう風景に囲まれている。

ストーンハウスが有名なこの地方。ここの教会も美しいストーン教会だった。

そのあとも、牧草地を駆け抜け、ネトルを散らした。枝でネトルを散らす技は、以前エミリーに教えてもらったが、枝を持っているとどことなくハリポタ風情だ。ん?彼らも、実はそうなのか?

ネトルを散らすための枝があると心強い