八幡平散策へ

八幡平は百名山だが、本格的な登山装備なく散策ができる。H姐さまから、普通のスニーカーでも十分だよと聞いていたが、老若男女、スカートやヒールで来ている方もいて、気軽に絶景が楽しめる場所で間違いないようだ。ただ、地上よりかなり涼しいので薄手の羽織ものでもあれば完璧だと思う。

登山口付近から既に絶景

今回は、八幡平の散策路を周遊後、源太森を抜けて茶臼岳まで縦走する。

散策ルート(赤色は綺麗に舗装されており気軽に散策できる)

私は、この夏の八幡平が見たくて岩手にやって来たが、八幡平は、積雪期に”ドラゴンアイ”としてその名が世界的に知られている。

近くにこんな場所があるなんて、最近まで知らなかったのよ。”ドラゴンアイ”なんて言われ始めたのだって、つい最近のことよ。

八幡平出身のH姐さまからそう聞いた。

観光客も多いため、散策路が綺麗に整備されて歩きやすい。確かにヒールでも行けてしまいそうだ。”登山”と聞くと躊躇される方も多いかもしれないが、この散策路に登り動作はなく気軽に散歩できる。普段運動していなくても特に不安を感じることなく絶景に出会えるのでおすすめだ。

夏のドラゴン

ああ、これだ!

見たかった景色

今行っても、もうドラゴンアイは見れないけどねえ。

八幡平に行くと言うと、幾度となく聞いた言葉。夏前までの残雪期の限られた期間だけ見ることができるようだが、さすがに8月になると雪もなくなるようだ。

それでいい。私はこの緑と青のグラデーションが見たかったのだから。

登山口からしばらく歩くといくつかの沼が現れた。”登山客”でなく”観光客”とすれ違うことが多かったが、それでも混雑しているわけではなく、しばしばこの絶景を独り占めしているような気分になった。

おだやかな沼

岩手に来た理由が目の前に悠々と広がっていた。かっこいい夏のドラゴン。

好物のカルデラ湖

岩手山で、”数年分は見た”と思ったとんぼもまたたくさん飛んでいた。ほどよく冷たい山の風が頬をかすめた。