エストレラ山脈
ポルトガルに到着してから街歩きをしてきましたが、いよいよアゾレス前のハイライトへ。
ハイキングがないと始まらない!
ポルトガルの最高峰はピコ山ですが、ポルトガル本土の最高峰はここセラ•ダ•エストレラ(エストレラ山脈)にあります。セラ•ダ•エストレラ自然公園はポルトガル最大の自然保護区で、ポルトガル中部の山岳地帯にある高い台地にあり、ここを水源とする大小の川が走っています。山を見ると、ごつごつとした岩山や巨石が目立ちます。
夏にはいたるところで天然プール、冬にはスキー、氷河が楽しめる、ポルトガル屈指の大自然地帯なのです。

セラ•ダ•エストレラの最高地点はトーレ(1993m)という場所なのですが、ここは高低差のある山に登るというのではなく、独特な山の景観を眺めながらトレッキングをする感じです。この一帯はユネスコのジオパークになっており車道も綺麗に整備されています。



セラ•ダ•エストレラと一言で言っても大きな山脈なので、いくつかの地域に分かれており、以下9つの自治体から構成されています。ベルモンテ(Belmonte)、セロリコ•ダ•ベイラ(Celorico da Beira)、コヴィルハ(Covilhã)、フォルノス•デ•アルゴドレス(Fornos de Algodres)、グヴェイア (Gouveia)、グアルダ(Guarda)、マンテイガス (Manteigas)、オリベイラ•ド•ホスピタル(Oliveira do Hospital)、セイア(Seia)です。

滞在中、エストレラ出身の友人に車で巡ってもらいましたが、それぞれの地域には特色があり、ただ通過するだけでは惜しくなりました。山道なので、車で巡るのにもかなり走ります。この美しい景色を眺めならのドライブは最高です。ただ、とても数日で全部周れるものではありません。もしスケジュールに余裕がある場合は、それぞれの村でゆっくりと滞在して村々を見学してみるのがいいと思います。

車で移動していると、地元の人が次々に声をかけてきます。小さい村が多いので、皆顔見知りが多いようです。また、店に入ると皆気軽に話しかけてくれ、アットホームな雰囲気でした。

しかし、観光名所は別にして、訪れた村では観光客の姿はほぼなく、英語はほとんど通じませんでした。友人のおかげで地元の方にも紹介してもらい地元の方と交流できましたが、自分一人ではここまで日常の生活風景を見れなかっただろうと思います。友人に感謝です。

ちなみに、ポルトガル語しか通じないと分かり、ここ数ヶ月のポルトガル学習(特にduolingo)で覚えた言葉や単語を試してみたのですが、「意味はわかるけど、それブラジリアンだよ」といくつも訂正が入りました(笑)
アクセス
リスボンのセッテ•リオス•バスターミナルから今回の滞在先セイアまでバスで4時間10分です。いつもどおり、REDEのサイトで予約していきました。今回滞在するアパートのオーナーさんは、ほぼポルトガル語のみの方でしたが、内装がクラシックで美しくキッチンや洗濯機もあり、安心して快適に過ごすことができました。ハイキングする土地で水回りが自由に使えると、本当に快適な滞在になりますね。

